血液に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
1:血漿中の蛋白質のうち、アルブミンは血液の浸透圧の維持に関与している。
2:血漿中の水溶性蛋白質であるフィブリンがフィブリノーゲンに変化する現象が、血液の凝集反応である。
3:赤血球は、損傷部位から血管外に出ると、血液凝固を促進させる物質を放出する。
4:血液中に占める白血球の容積の割合をヘマトクリットといい、感染や炎症があると増加する。
5:血小板は、体内に侵入してきた細菌やウイルスを貪食する働きがある。
答:1
1:正しい。血漿中の蛋白質のうち、アルブミンは血液の浸透圧の維持に関与している。
2:誤り。血漿中の水溶性蛋白質であるフィブリノーゲンが不溶性のフィブリンに変化する現象が、血液の凝集反応である。
3:誤り。血小板は、損傷部位から血管外に出ると、血液凝固を促進させる物質を放出する。
4:誤り。血液中に占める赤血球の容積の割合をヘマトクリットといい、貧血になるとその値は低くなる。
5:誤り。好中球は、白血球の約60%を占め、体内に侵入してきた細菌を貪食する働きがある。