食中毒に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
1:毒素型食中毒は、食物に付着した細菌が増殖する際に産生した毒素によって起こる食中毒で、代表的なものとしてサルモネラ菌によるものがある。
2:感染型食中毒は、食物に付着した細菌そのものの感染によって起こる食中毒で、代表的なものとして黄色ブドウ球菌によるものがある。
3:ボツリヌス菌は、缶詰、真空パック食品など、酸素のない食品中で増殖し、毒性の強い神経毒を産生する。
4:カンピロバクターは、カビの産生する毒素で、腹痛や下痢を起こす。
5:エンテロトキシンは、フグ毒の主成分で、手足のしびれや呼吸麻痺を起こす。
答:3
1:誤り。毒素型食中毒は、食物に付着した細菌が増殖する際に産生した毒素によって起こる食中毒で、代表的なものとしてボツリヌス菌によるものがある。
2:誤り。感染型食中毒は、食物に付着した細菌そのものの感染によって起こる食中毒で、代表的なものとしてサルモネラ菌によるものがある。
3:正しい。ボツリヌス菌は、缶詰、真空パック食品など、酸素のない食品中で増殖し、毒性の強い神経毒を産生する。
4:誤り。カンピロバクターは、感染型食中毒の原因菌であり、腹痛や下痢を起こす。
5:誤り。エンテロトキシンは、黄色ブドウ球菌がつくる毒素の一つで嘔吐や腹痛、下痢を起こす。テトロドトキシンは、フグ毒の主成分で、手足のしびれや呼吸麻痺を起こす。