熱傷の救急処置などに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
1:熱傷は、I~Ⅲ度に分類され、I度は水疱ができる程度のもので、強い痛みと灼熱感を伴う。
2:衣類を脱がすときは、熱傷面に付着している衣類は残して、その周囲の部分だけを切りとる。
3:水疱ができたときは、周囲に広がらないように破って清潔なガーゼや布で軽く覆う。
4:化学薬品がかかった場合は、直ちに中和剤により中和した後、水で洗浄する。
5:高温のアスファルトやタールが皮膚に付着した場合は、水をかけて冷やしたりせず、早急に皮膚から取り除く。
答:2
1:誤り。熱傷は、I~Ⅲ度に分類され、水疱ができる程度の熱傷は、Ⅱ度に分類される。
2:正しい。衣類を脱がすときは、熱傷面に付着している衣類は残して、その周囲の部分だけを切りとる。
3:誤り。水疱ができたときは、できるだけ破かないようにする。
4:誤り。化学薬品がかかった場合は、直ちに水で洗浄する。
5:誤り。高温のアスファルトやタールが皮膚に付着した場合は、皮膚からはがさずに、流水で十分に冷やす。