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労働衛生

H26後期-問11

一般の事務室における換気に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1:人間の呼気の成分の中で、酸素の濃度は約16%、二酸化炭素の濃度は約4%である。

2:新鮮な外気中の酸素濃度は、約21%、二酸化炭素濃度は、0.03~0.04%程度である。

3:室内の空気の清浄度を保つために入れ替える必要のある空気の量を必要換気量といい、通常、1時間に交換される空気量で表す。

4:室内の必要換気量(m3/h)は、次の式により算出される。

5:必要換気量の算出に当たっての室内二酸化炭素基準濃度は、通常、0.1%とする。

解答と解説

H26後期-問12

温熱条件に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1:温度感覚を左右する環境要素は、気温、湿度、気流及び輻射(放射)熱である。

2:実効温度は、人の温熱感に基礎を置いた指標で、気温、湿度、気流の総合効果を温度目盛りで表したものである。

3:WBGTは、暑熱環境による熱ストレスの評価に用いられる指標で、気温、黒球温度及びエネルギー代謝率から算出される。

4:相対湿度は、空気中の水蒸気量と、その温度における飽和水蒸気量との比を百分率で示したものである。

5:熱中症のリスク評価指標として、作業強度等に応じたWBGT基準値が示されている。

解答と解説

H26後期-問13

照明などの視環境に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1:前方から明かりを取るときは、眼と光源を結ぶ線と視線とで作る角度が、30°以下になるようにするとよい。

2:あらゆる方向から同程度の明るさの光がくると、見るものに影ができなくなり、立体感がなくなってしまうことがある。

3:全般照明と局部照明を併用する場合、全般照明による照度は、局部照明による照度の10分の1以上になるようにする。

4:照度の単位はルクスで、1ルクスは光度1カンデラの光源から1m離れた所で、その光に直角な面が受ける明るさに相当する。

5:室内の彩色で、明度を高くすると光の反射率が高くなり照度を上げる効果があるが、彩度を高くしすぎると交感神経の緊張を招きやすく、長時間にわたる場合は疲労を招きやすい。

解答と解説

H26後期-問14

厚生労働省の「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」に基づく措置に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1:ディスプレイは、おおむね40cm以上の視距離が確保できるようにし、画面の上端が、眼と同じ高さか、やや下になるようにする。

2:ディスプレイ画面上における照度は、500ルクス以下になるようにする。

3:書類上及びキーボード上における照度は、300ルクス以下になるようにする。

4:単純入力型及び拘束型に該当するVDT作業については、一連続作業時間が1時間を超えないようにし、次の連続作業までの間に10~15分の作業休止時間を設け、かつ、一連続作業時間内において1~2回程度の小休止を設けるようにする。

5:VDT作業健康診断は、一般健康診断を実施する際に、併せて実施してもよい。

解答と解説

H26後期-問15

厚生労働省の「職場における喫煙対策のためのガイドライン」に基づく空間分煙による喫煙対策の進め方に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1:施設・設備面の対策として、可能な限り、喫煙室を設置することとし、これが困難な場合には、喫煙コーナーを設置する。

2:喫煙室又は喫煙コーナーには、原則として、たばこの煙が拡散する前に吸引して屋外に排出する方式の喫煙対策機器を設置する。

3:やむを得ない措置として、屋内に排気する方式の空気清浄装置を喫煙室又は喫煙コーナーに設置する場合は、換気に特段の配慮をする。

4:喫煙室又は喫煙コーナーと非喫煙場所との境界において、喫煙室又は喫煙コーナーから非喫煙場所へ向かう気流の風速を0.2m/s以下とするように必要な措置を講じる。

5:職場の空気環境の測定を行い、浮遊粉じんの濃度を0.15mg/m3以下及び一酸化炭素の濃度を10ppm以下とするように必要な措置を講じる。

解答と解説

H26後期-問16

疾病休業日数率を表す次式中の[  ]内に入れるAからCの語句又は数字の組合せとして、正しいものは1~5のうちどれか。

1:A=疾病休業延日数 B=延所定労働日数 C=100

2:A=疾病休業延日数 B=延所定労働日数 C=1000

3:A=疾病休業件数 B=延所定労働日数 C=1000

4:A=疾病休業延日数 B=延所定労働時間数 C=100

5:A=疾病休業件数 B=延所定労働時間数 C=1000

解答と解説

H26後期-問17

出血及び止血法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1:体内の全血液量の3分の1程度が急激に失われると、出血によるショックを経て生命に危険が及ぶ。

2:直接圧迫法は、出血部を直接圧迫する方法であって、最も簡単で効果的な方法である。

3:間接圧迫法は、出血部より心臓に近い部位の動脈を圧迫する方法である。

4:動脈性出血は、鮮紅色を呈する拍動性の出血で、出血量が多いため、早急に、細いゴム紐などを利用した止血帯を用いて止血する。

5:止血処置を行うときは、感染防止のため、ビニール手袋を着用したりビニール袋を活用したりして、血液に直接触れないようにする。

解答と解説

H26後期-問18

熱傷の救急処置等に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1:熱傷は、Ⅰ~Ⅲ度に分類され、Ⅰ度は水疱ができる程度のもので、強い痛みと灼熱感を伴う。

2:熱傷面は、すぐに水をかけて十分冷やすことが応急手当のポイントであるが、熱傷の範囲が広い場合、全体を冷却し続けることは低体温となるおそれがあるので注意が必要である。

3:水疱ができたときは、周囲に広がらないように破って清潔なガーゼや布で軽く覆う。

4:化学薬品がかかった場合は、直ちに中和剤により中和した後、水で洗浄する。

5:高温のアスファルトやタールが皮膚に付着した場合は、水をかけて冷やしたりせず、早急に皮膚から取り除く。

解答と解説

H26後期-問19

ノロウイルスによる食中毒に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1:食品に付着したウイルスが食品中で増殖し、ウイルスが産生した毒素により発症する。

2:ウイルスの感染性は、長時間煮沸しても失われない。

3:潜伏期間は、2~3時間である。

4:発生時期は、冬季が多い。

5:症状は、筋肉の麻痺などの神経症状が特徴である。

解答と解説

H26後期-問20

一次救命処置に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1:気道を確保するためには、仰向けにした傷病者のそばにしゃがみ、後頭部を軽く上げ、あごを下方に押さえる。

2:呼吸を確認して普段どおりの息(正常な呼吸)がない場合や約1分間観察しても判断できない場合は、心肺停止とみなし、心肺蘇生を開始する。

3:人工呼吸が可能な場合、心肺蘇生は、胸骨圧迫30回に人工呼吸2回を繰り返して行う。

4:胸骨圧迫は、胸が少なくとも5cm沈む強さで胸骨の下半分を圧迫し、1分間に少なくとも60回のテンポで行う。

5:AED(自動体外式除細動器)を用いて救命処置を行う場合には、人工呼吸や胸骨圧迫は、一切行う必要がない。

解答と解説

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