ノロウイルスによる食中毒に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
１：食品に付着したウイルスが食品中で増殖し、ウイルスが産生した毒素により発症する。
２：ウイルスの失活化には、エタノールや逆性石鹸はあまり効果がない。
３：潜伏期間は、2～3時間である。
４：発生時期は、夏季が多い。
５：症状は、筋肉の麻痺などの神経症状が特徴である。
答：２
１：誤り。ノロウイルスは食品中で増殖せず、人の腸管内でのみ増殖する。
２：正しい。ノロウイルスの失活化には、エタノールや逆性石鹸はあまり効果がない。
３：誤り。ノロウイルスの潜伏期間は、24～48時間である。
４：誤り。ノロウイルスによる食中毒の発生時期は、冬季が多い。
５：誤り。ノロウイルスによる食中毒では、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛などの症状がみられる。