温熱条件に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
1:温熱環境は、気温、湿度及び放射熱(ふく射熱)の三つの温熱要素によって決定される。
2:実効温度は、気温、湿度及び放射熱の総合効果を一つの指標で表したものである。
3:不快指数は、温熱環境の不快度を表す指標で、乾球温度及び黒球温度の測定値から算出される。
4:WBGTは、暑熱環境のリスクを評価するための指標で、屋外で太陽照射がある場合は、自然湿球温度、黒球温度及び乾球温度の測定値から算出される。
5:至適温度は、作業中の温度感覚を表す指標として、作業に対応するエネルギー代謝率と職場の平均気温から求められ、感覚温度ともいわれる。
答:4
1:誤り。温熱環境は、気温、湿度、気流及び放射熱(ふく射熱)の四つの温熱要素によって決まる。
2:誤り。実効温度は、気温、湿度及び気流の総合効果を一つの指標で表したものである。
3:誤り。不快指数は、温熱環境の不快度を表す指標で、乾球温度及び湿球温度の測定値から算出される。
4:正しい。WBGTは、暑熱環境のリスクを評価するための指標で、屋外で太陽照射がある場合は、自然湿球温度、黒球温度及び乾球温度の測定値から算出される。
5:誤り。至適温度は、暑くもなく寒くもない、作業を行うのに適した温度である。感覚温度ともいわれるものは実効温度である。