熱傷の救急処置等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1:熱傷は、Ⅰ度~Ⅲ度に分類され、水疱ができる程度の熱傷は、Ⅱ度に分類される。
2:水疱ができたときは、周囲に広がらないように破って清潔なガーゼや布で軽く覆う。
3:熱傷面は、すぐに水をかけて十分冷やすことが応急手当のポイントであるが、熱傷の範囲が広い場合、全体を冷却し続けることは低体温となるおそれがあるので注意が必要である。
4:衣類を脱がすときは、熱傷面に付着している衣類は残して、その周囲の部分だけを切りとる。
5:45℃程度の熱源への長時間接触による低温熱傷は、一見、軽症にみえても熱傷深度は深く難治性の場合が多い。
答:2
1:正しい。熱傷は、Ⅰ度~Ⅲ度に分類され、水疱ができる程度の熱傷は、Ⅱ度に分類される。
2:誤り。水疱ができたときは、できるだけ破かないように、清潔なガーゼや布で軽く覆う。
3:正しい。熱傷面は、すぐに水をかけて十分冷やすことが応急手当のポイントであるが、熱傷の範囲が広い場合、全体を冷却し続けることは低体温となるおそれがあるので注意が必要である。
4:正しい。衣類を脱がすときは、熱傷面に付着している衣類は残して、その周囲の部分だけを切りとる。
5:正しい。45℃程度の熱源への長時間接触による低温熱傷は、一見、軽症にみえても熱傷深度は深く難治性の場合が多い。