労働安全衛生規則に基づく医師による雇入時の健康診断に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1:雇入時の健康診断項目の中には、既往歴及び業務歴の調査が含まれる。
2:雇入時の健康診断では、身長及び体重の検査を含め、健康診断の検査項目を医師の判断により省略することはできない。
3:雇入れの6月前に医師による健康診断を受けた労働者に対しても、法定のすべての項目について雇入時の健康診断を行わなければならない。
4:雇入時の健康診断の結果に基づき健康診断個人票を作成し、5年間保存しなければならない。
5:常時50人以上の労働者を使用する事業場で雇入時の健康診断を行ったときは、遅滞なく、その結果を所轄労働基準監督署長に報告しなければならない。
答:5
1:正しい。雇入時の健康診断項目の中には、既往歴及び業務歴の調査が含まれる。
2:正しい。雇入時の健康診断では、身長及び体重の検査を含め、健康診断の検査項目を医師の判断により省略することはできない。
3:正しい。雇入れの6月前に医師による健康診断を受けた労働者に対しても、法定のすべての項目について雇入時の健康診断を行わなければならない。
4:正しい。雇入時の健康診断の結果に基づき健康診断個人票を作成し、5年間保存しなければならない。
5:誤り。常時50人以上の労働者を使用する事業場で定期健康診断を行ったときは、遅滞なく、定期健康診断結果報告書を所轄労働基準監督署長に提出しなければならないが、雇入時の健康診断の場合には所轄労働基準監督署長へ報告する義務はない。