法令上、原則としてボイラー技士でなければ取り扱うことができないボイラーは、次のうちどれか。
1:伝熱面積が10m2の温水ボイラー
2:胴の内径が720mmで、その長さが1200mmの蒸気ボイラー
3:内径が500mmで、かつ、その内容積が0.5m3の気水分離器を有する伝熱面積が30m2の貫流ボイラー
4:伝熱面積が2.5m2の蒸気ボイラー
5:最大電力設備容量が60kWの電気ボイラー
答:3
1:誤り。伝熱面積が14m2以下の温水ボイラーは小規模ボイラーであり、ボイラー取扱技能講習を修了すれば取り扱うことができる。
2:誤り。胴の内径が750mm以下で、長さが1300mm以下の蒸気ボイラーは、小規模ボイラーであり、ボイラー取扱技能講習を修了すれば取り扱うことができる。
3:正しい。伝熱面積が30m2以下の貫流ボイラーであっても、気水分離器を有するものについては、その内径が400mm以下でかつ、その内容積が0.4m3以下でなければ、ボイラー技士以外の者は取り扱うことができない。
4:誤り。伝熱面積が3m2以下の蒸気ボイラーは、小規模ボイラーであり、ボイラー取扱技能講習を修了すれば取り扱うことができる。
5:誤り。最大電力設備容量が60kWの電気ボイラーは、伝熱面積が3m2とみなされ(60kW/20=3m2)、ボイラー取扱技能講習を修了すれば取り扱うことができる。