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ボイラーの構造(1~10)

R1後期-問1

温度及び圧力について、誤っているものは次のうちどれか。

1:セルシウス(摂氏)温度は、標準大気圧の下で、水の氷点を0℃、沸点を100℃と定め、この間を100等分したものを1℃としたものである。

2:セルシウス(摂氏)温度[℃]tと絶対温度T[K]との間にはt=T+273.15の関係がある。

3:760mmの高さの水銀柱がその底面に及ぼす圧力を標準大気圧といい、1013hPaに相当する。

4:圧力計に表れる圧力をゲージ圧力といい、その値に大気圧を加えたものを絶対圧力という。

5:蒸気の重要な諸性質を表示した蒸気表中の圧力は、絶対圧力で示される。

解答と解説

R1後期-問2

伝熱について、誤っているものは次のうちどれか。

1:伝熱作用は、熱伝導、熱伝達及び放射伝熱の三つに分けることができる。

2:液体又は気体が固体壁に接触して、固体壁との間で熱が移動する現象を熱伝達という。

3:温度が一定でない物体の内部で、温度の高い部分から低い部分へ、順次、熱が伝わる現象を熱伝導という。

4:空間を隔てて相対している物体間に伝わる熱の移動を放射伝熱という。

5:熱貫流は、一般に熱伝達、熱伝導及び放射伝熱が総合されたものである。

解答と解説

R1後期-問3

炉筒煙管ボイラーについて、誤っているものは次のうちどれか。

1:水管ボイラーに比べ、一般に製作及び取扱いが容易である。

2:水管ボイラーに比べ、蒸気使用量の変動による圧力変動が大きいが、水位変動は小さい。

3:加圧燃焼方式を採用し、燃焼室熱負荷を高くして燃焼効率を高めたものがある。

4:戻り燃焼方式を採用し、燃焼効率を高めたものがある。

5:煙管には、伝熱効果の高いスパイラル管を使用しているものが多い。

解答と解説

R1後期-問4

超臨界圧力ボイラーに採用される構造のボイラーは次のうちどれか。

1:廃熱ボイラー

2:熱媒ボイラー

3:貫流ボイラー

4:流動層燃焼ボイラー

5:強制循環式水管ボイラー

解答と解説

R1後期-問5

ボイラーに使用される計測器について、誤っているものは次のうちどれか。

1:ブルドン管圧力計は、断面が真円形の管をU字状に曲げたブルドン管に圧力が加わると、圧力の大きさに応じて円弧が広がることを利用している。

2:差圧式流量計は、流体が流れている管の中に絞りを挿入すると、入口と出口との間に流量の二乗に比例する圧力差が生じることを利用している。

3:容積式流量計は、だ円形のケーシングの中で、だ円形歯車を2個組み合わせ、これを流体の流れによって回転させると、流量が歯車の回転数に比例することを利用している。

4:平形反射式水面計は、ガラスの前面から見ると水部は光線が通って黒色に見え、蒸気部は光線が反射されて白色に光って見える。

5:U字管式通風計は、計測する場所の空気又はガスの圧力と大気圧との差圧を水柱で示す。

解答と解説

R1後期-問6

ボイラーの送気系統装置について、誤っているものは次のうちどれか。

1:主蒸気弁に用いられる玉形弁は、蒸気の流れが弁体内部でS字形になるため抵抗が大きい。

2:バイパス弁は、発生蒸気の圧力と使用箇所での蒸気圧力の差が大きいとき、又は使用箇所での蒸気圧力を一定に保つときに設ける。

3:沸水防止管は、大径のパイプの上面の多数の穴から蒸気を取り入れ、蒸気流の方向を変えることによって水滴を分離するものである。

4:バケット式蒸気トラップは、ドレンの存在が直接トラップ弁を駆動するので、作動が迅速かつ確実で、信頼性が高い。

5:長い主蒸気管の配置に当たっては、温度の変化による伸縮に対応するため、湾曲形、ベローズ形、すべり形などの伸縮継手を設ける。

解答と解説

R1後期-問7

ボイラーに使用される次の管類のうち、伝熱管に分類されないものはどれか。

1:水管

2:エコノマイザ管

3:煙管

4:主蒸気管

5:過熱管

解答と解説

R1後期-問8

ボイラーの給水系統装置について、誤っているものは次のうちどれか。

1:ディフューザポンプは、羽根車の周辺に案内羽根のある遠心ポンプで、高圧のボイラーには多段ディフューザポンプが用いられる。

2:渦巻ポンプは、羽根車の周辺に案内羽根のない遠心ポンプで、一般に低圧のボイラーに用いられる。

3:インゼクタは、蒸気の噴射力を利用して給水するものである。

4:給水逆止め弁には、アングル弁又は玉形弁が用いられる。

5:給水内管は、一般に長い鋼管に多数の穴を設けたもので、胴又は蒸気ドラム内の安全低水面よりやや下方に取り付ける。

解答と解説

R1後期-問9

温水ボイラーの温度制御に用いるオンオフ式温度調節器(電気式)について、誤っているものは次のうちどれか。

1:温度調節器は、調節器本体、感温体及びこれらを連結する導管で構成される。

2:感温体内の液体は、温度の上昇・下降によって膨張・収縮し、ベローズやダイヤフラムの変位により、マイクロスイッチを開閉させる。

3:感温体は、ボイラー本体に直接取り付けるか、又は保護管を用いて取り付ける。

4:保護管を用いて感温体を取り付ける場合は、保護管内にシリコングリスを挿入してはならない。

5:温度調節器は、一般に、調節温度及び動作すき間の設定を行う。

解答と解説

R1後期-問10

温水ボイラー及び蒸気ボイラーの附属品について、誤っているものは次のうちどれか。

1:水高計は、温水ボイラーの水面を測定する計器で、蒸気ボイラーの水面計に相当する。

2:温水ボイラーの温度計は、ボイラー水が最高温度となる箇所の見やすい位置に取り付ける。

3:逃がし管には、途中に弁やコックを取り付けてはならない。

4:逃がし弁は、水の温度が120℃以下の温水ボイラーで、膨張タンクを密閉型にした場合に用いられる。

5:温水暖房ボイラーの温水循環ポンプは、ボイラーで加熱された水を放熱器に送り、再びボイラーに戻すために用いられる。

解答と解説

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