熱及び蒸気に関し、次のうち正しいものはどれか。
1:顕熱は、飽和水から飽和蒸気になるのに費やされる熱量である。
2:比熱の大きい物体は、比熱の小さい物体よりも温まりやすく冷えやすい。
3:水の蒸発熱は、圧力が高くなるほど大きくなる。
4:飽和蒸気の比エンタルピは、飽和水1kgの顕熱の値である。
5:過熱度とは、過熱蒸気の温度とその過熱蒸気の圧力に相当した飽和蒸気温度との差である。
答:5
1:誤り。飽和水から飽和蒸気になるのに費やされる熱量を、潜熱という。
2:誤り。比熱の大きい物体は、比熱の小さい物体よりも温まりにくく冷えにくい。
3:誤り。水の蒸発熱は、圧力が高くなるほど小さくなる。
4:誤り。飽和蒸気の比エンタルピは、飽和水1kgの顕熱に潜熱を加えた値である。
5:正しい。過熱度とは、過熱蒸気の温度とその過熱蒸気の圧力に相当した飽和蒸気温度との差である。