石炭燃焼と比べた場合の重油燃焼の特徴として、次の記述のうち誤っているものはどれか。
1:重油の発熱量は、石炭より高い。
2:油の漏れ込み、点火操作などに注意しないと炉内ガス爆発を起こすおそれがある。
3:完全燃焼には、より多量の過剰空気が必要である。
4:燃焼温度が高いため、ボイラーの局部過熱及び炉壁の損傷を起こしやすい。
5:ボイラーの負荷変動に対して、応答性が優れている。
答:3
1:正しい。重油の発熱量は、石炭より高い。
2:正しい。重油燃焼の際には、油の漏れ込み、点火操作などに注意しないと炉内ガス爆発を起こすおそれがある。
3:誤り。重油は石炭に比べ、少ない過剰空気でも完全燃焼させることができる。
4:正しい。重油は石炭に比べて燃焼温度が高いため、ボイラーの局部過熱及び炉壁の損傷を起こしやすい。
5:正しい。重油燃焼は石炭燃焼に比べ、ボイラーの負荷変動に対して応答性が優れている。