脂肪の分解・吸収及び脂質の代謝に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1:胆汁は、アルカリ性で、消化酵素は含まないが、食物中の脂肪を乳化させ、脂肪分解の働きを助ける。
2:脂肪は、膵臓から分泌される消化酵素である膵アミラーゼにより脂肪酸とグリセリンに分解され、小腸の絨毛から吸収される。
3:肝臓は、過剰な蛋白質及び糖質を中性脂肪に変換する。
4:コレステロールやリン脂質は、神経組織の構成成分となる。
5:脂質は、糖質や蛋白質に比べて多くのATPを産生することができるので、エネルギー源として優れている。
答:2
1:正しい。胆汁は、アルカリ性で、消化酵素は含まないが、食物中の脂肪を乳化させ、脂肪分解の働きを助ける。
2:誤り。脂肪は、膵臓から分泌される消化酵素であるリパーゼにより脂肪酸とグリセリンに分解され、小腸の絨毛から吸収される。
3:正しい。肝臓は、過剰な蛋白質及び糖質を中性脂肪に変換する。
4:正しい。コレステロールやリン脂質は、神経組織の構成成分となる。
5:正しい。脂質は、糖質や蛋白質に比べて多くのATPを産生することができるので、エネルギー源として優れている。