労働衛生保護具に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
1:保護めがねは、紫外線などの有害光線による眼の障害を防ぐ目的で使用するもので、飛散粒子、薬品の飛沫などによる障害を防ぐ目的で使用するものではない。
2:保護クリームは、皮膚の露出部に塗布して、作業中に有害な物質が直接皮膚に付着しないようにする目的で使用するものであるので、有害性の強い化学物質を直接素手で取り扱うときには、必ず使用する。
3:防じんマスクは作業に適したものを選択し、高濃度の粉じんのばく露のおそれがあるときは、できるだけ粉じんの捕集効率が高く、かつ、排気弁の動的漏れ率が低いものを選ぶ。
4:複数の種類の有毒ガスが混在している場合には、そのうち最も毒性の強いガス用の防毒マスクを使用する。
5:エアラインマスクは、清浄な空気をボンベに詰めたものを空気源として供給する呼吸用保護具で、自給式呼吸器の一種である。
答:3
1:誤り。保護めがねは、飛散粒子、薬品の飛沫等による障害を防ぐ目的で使用するもので、赤外線などの有害光線による眼の障害を防ぐものではない。
2:誤り。保護クリームは、作業中に有害な物質が直接皮膚に付着しないようにする目的で塗布するものであるが、有害性の強い化学物質を取り扱うときには、保護手袋などの保護具を使用する。
3:正しい。防じんマスクは作業に適したものを選択し、高濃度の粉じんのばく露のおそれがあるときは、できるだけ粉じんの捕集効率が高く、かつ、排気弁の動的漏れ率が低いものを選ぶ。
4:誤り。防毒マスクの吸収缶は特定のガス以外には効果がないため、複数の種類の有毒ガスが混在している場合には、防毒マスクを使用してはならない。
5:誤り。エアラインマスクは、清浄な空気をボンベに詰めたものを空気源として供給する呼吸用保護具で、送気マスクの一種である。