化学物質による健康障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1:一酸化炭素は、赤血球中のヘモグロビンと強く結合し、体内組織の酸素欠乏状態を起こす。
2:シアン化水素による中毒では、細胞内での酸素利用の障害による呼吸困難、けいれんなどがみられる。
3:硫化水素による中毒では、意識消失、呼吸麻痺などがみられる。
4:塩化ビニルによる慢性中毒では、慢性気管支炎、歯牙酸蝕症などがみられる。
5:弗化水素による慢性中毒では、骨の硬化、斑状歯などがみられる。
答:4
1:正しい。一酸化炭素は、赤血球中のヘモグロビンと強く結合し、体内組織の酸素欠乏状態を起こす。
2:正しい。シアン化水素による中毒では、細胞内での酸素利用の障害による呼吸困難、けいれんなどがみられる。
3:正しい。硫化水素による中毒では、意識消失、呼吸麻痺などがみられる。
4:誤り。二酸化硫黄による慢性中毒では、気管支炎、歯牙酸蝕症などがみられる。塩化ビニルによる慢性中毒では、指の骨の溶解、肝臓の血管肉腫などがみられる。
5:正しい。弗化水素による慢性中毒では、骨の硬化、斑状歯などがみられる。