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R3後期-問20

特殊健康診断に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1:有害物質による健康障害は、多くの場合、諸検査の異常などの他覚的所見より、自覚症状が先に出現するため、特殊健康診断では問診の重要性が高い。

2:特殊健康診断における生物学的モニタリングによる検査は、有害物の体内摂取量や有害物による健康影響の程度を把握するための検査である。

3:体内に取り込まれた鉛の生物学的半減期は、数時間と短いので、鉛健康診断における採尿及び採血の時期は、厳重にチェックする必要がある。

4:振動工具の取扱い業務に係る健康診断において、振動障害の有無を評価するためには、夏季における実施が適している。

5:情報機器作業に係る健康診断では、眼科学的検査などとともに、上肢及び下肢の運動機能の検査を行う。

答:2

1:誤り。有害物質による健康障害の大部分のものは、急性発症を除き、初期又は軽度の場合はほとんど無自覚で、諸検査の結果により早期に発見されることが多い。

2:正しい。特殊健康診断における生物学的モニタリングによる検査は、有害物の体内摂取量や有害物による健康影響の程度を把握するための検査である。

3:誤り。体内に取り込まれた鉛の生物学的半減期は長いので、鉛健康診断における採尿及び採血の時期は、作業期間中の任意の時期でよいが、有機溶剤の生物学的半減期は、数時間と短いので、有機溶剤等健康診断における採尿及び採血の時期は、厳重にチェックする必要がある。

4:誤り。振動工具の取扱い業務に係る健康診断において、振動障害の有無を評価するためには、冬季における実施が適している。

5:誤り。情報機器作業に係る健康診断では、眼科学的検査などとともに、上肢の運動機能の検査を行う。

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