出血及び止血法並びにその救急処置に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1:体内の全血液量は、体重の約13分の1で、その約3分の1を短時間に失うと生命が危険な状態となる。
2:傷口が泥で汚れているときは、手際良く水道水で洗い流す。
3:止血法には、直接圧迫法、間接圧迫法などがあるが、一般人が行う応急手当としては直接圧迫法が推奨されている。
4:静脈性出血は、擦り傷のときにみられ、傷口から少しずつにじみ出るような出血である。
5:止血帯を施した後、受傷者を医師に引き継ぐまでに30分以上かかる場合には、止血帯を施してから30分ごとに1~2分間、出血部から血液がにじんでくる程度まで結び目をゆるめる。
答:4
1:正しい。体内の全血液量は、体重の約13分の1で、その約3分の1を短時間に失うと生命が危険な状態となる。
2:正しい。傷口が泥で汚れているときは、手際良く水道水で洗い流す。
3:正しい。止血法には、直接圧迫法、間接圧迫法などがあるが、一般人が行う応急手当としては直接圧迫法が推奨されている。
4:誤り。静脈性出血は、傷口からゆっくり持続的に湧き出るような出血である。擦り傷のときにみられ、傷口から少しずつにじみ出るような出血は、毛細血管性出血である。
5:正しい。止血帯を施した後、受傷者を医師に引き継ぐまでに30分以上かかる場合には、止血帯を施してから30分ごとに1~2分間、出血部から血液がにじんでくる程度まで結び目をゆるめる。