Home > 関係法令(有害業務以外) > R3前期-問23

R3前期-問23

労働安全衛生規則に基づく医師による健康診断について、法令に違反しているものは次のうちどれか。

1:雇入時の健康診断において、医師による健康診断を受けた後3か月を経過しない者が、その健康診断結果を証明する書面を提出したときは、その健康診断の項目に相当する項目を省略している。

2:雇入時の健康診断の項目のうち、聴力の検査は、35歳及び40歳の者並びに45歳以上の者に対しては、1,000Hz及び4,000Hzの音について行っているが、その他の年齢の者に対しては、医師が適当と認めるその他の方法により行っている。

3:深夜業を含む業務に常時従事する労働者に対し、6か月以内ごとに1回、定期に、健康診断を行っているが、胸部エックス線検査は、1年以内ごとに1回、定期に、行っている。

4:事業場において実施した定期健康診断の結果、健康診断項目に異常所見があると診断された労働者については、健康を保持するために必要な措置について、健康診断が行われた日から3か月以内に、医師から意見聴取を行っている。

5:常時50人の労働者を使用する事業場において、定期健康診断の結果については、遅滞なく、所轄労働基準監督署長に報告を行っているが、雇入時の健康診断の結果については報告を行っていない。

答:2

1:正しい。医師による健康診断を受けた後、3か月を経過しない者を雇い入れる場合、その健康診断の結果を証明する書面の提出があったときは、その健康診断の項目に相当する雇入時の健康診断の項目を省略することができる。

2:誤り。雇入時の健康診断における聴力の検査は、年齢にかかわらず、1,000Hz及び4,000Hzの音について行わなければならない。

3:正しい。深夜業を含む業務などの特定業務に常時従事する労働者に対しては、6か月以内ごとに1回、定期に、健康診断を行わなければならないが、胸部エックス線検査については、1年以内ごとに1回、定期に行えばよい。

4:正しい。事業場において実施した定期健康診断の結果、健康診断項目に異常所見があると診断された労働者については、健康を保持するために必要な措置について、健康診断が行われた日から3か月以内に、医師から意見聴取を行わなければならない。

5:正しい。常時50人以上の労働者を使用する事業場においては、定期健康診断の結果について、遅滞なく、所轄労働基準監督署長に報告を行わなければならないが、雇入時の健康診断の結果については、事業場の規模にかかわらず、所轄労働基準監督署長に報告する必要はない。

スポンサーリンク

Home > 関係法令(有害業務以外) > R3前期-問23

Page Top

© 2011-2023 過去問.com