疲労などに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1:近年の職場では、長時間の同一姿勢保持に伴う静的疲労、身体の一部だけの局所疲労、精神的な活動による精神的疲労などが課題となっている。
2:身体活動強度(METs、メッツ)は、身体活動の強さを表す指標で、歩行している状態が1メッツである。
3:疲労を自覚的に測定するには、厚生労働省が公開している「労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリスト」などの調査表が用いられる。
4:疲労を生理学的に測定するには、自律神経の機能を調べる心拍変動(HRV)解析などや感覚神経の機能を調べる2点弁別閾検査などが用いられる。
5:産業疲労は、生体に対する労働負荷が大きすぎることにより引き起こされ、その回復や蓄積には、仕事だけでなく日常生活もかかわっている。
答:2
1:正しい。近年の職場では、長時間の同一姿勢保持に伴う静的疲労、身体の一部だけの局所疲労、精神的な活動による精神的疲労などが課題となっている。
2:誤り。身体活動強度(METs、メッツ)は、身体活動の強さを表す指標で、安静時の状態が1メッツである。
3:正しい。疲労を自覚的に測定するには、厚生労働省が公開している「労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリスト」などの調査表が用いられる。
4:正しい。疲労を生理学的に測定するには、自律神経の機能を調べる心拍変動(HRV)解析などや感覚神経の機能を調べる2点弁別閾検査などが用いられる。
5:正しい。産業疲労は、生体に対する労働負荷が大きすぎることにより引き起こされ、その回復や蓄積には、仕事だけでなく日常生活もかかわっている。