血液に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1:血液は、血漿と有形成分から成り、有形成分は赤血球、白血球及び血小板から成る。
2:血漿中の蛋白質のうち、グロブリンには、免疫に関係する抗体としての働きをもつものがある。
3:白血球のうちリンパ球にはBリンパ球やTリンパ球などがあり、これらは免疫反応に関与している。
4:血小板は、核を持たない不定形の細胞で、体内に侵入してきた細菌やウイルスを貪食する働きがある。
5:血液の凝固は、血漿中のフィブリノーゲン(線維素原)がフィブリン(線維素)に変化する現象である。
答:4
1:正しい。血液は、血漿と有形成分から成り、有形成分は赤血球、白血球及び血小板から成る。
2:正しい。血漿中の蛋白質のうち、グロブリンには、免疫に関係する抗体としての働きをもつものがある。
3:正しい。白血球のうちリンパ球にはBリンパ球やTリンパ球などがあり、これらは免疫反応に関与している。
4:誤り。血小板は、核を持たない不定形の細胞で、止血作用をもち、血管が損傷し血液が血管外に出ると、血液凝固を促進させる物質を放出する。
5:正しい。血液の凝固は、血漿中のフィブリノーゲン(線維素原)がフィブリン(線維素)に変化する現象である。