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H23前期-問15

熱中症の一つとされる障害で、暑熱な環境下で多量に発汗したとき、水分だけが補給され血液中の塩分濃度が低下した場合に生じるものは、次のうちどれか。

1:熱射病

2:熱虚脱

3:熱痙攣

4:熱失神

5:熱疲労

答:3

1:誤り。熱射病は、高温環境下で体温調節中枢の麻痺により、体温の上昇、発汗の停止、意識障害などの重篤な症状に至る。

2:誤り。熱虚脱は、高温環境下での労働において、皮膚に血液がたまり、脳への血液の流れが少なくなり、めまいや失神を起こす。

3:正しい。熱痙攣は、熱中症の一つとされる障害で、暑熱な環境下で多量に発汗したとき、水分だけが補給され血液中の塩分濃度が低下した場合に生じる。

4:誤り。熱失神は、多量の発汗による脱水と末端血管の拡張によって、体全体の血液の循環量が減少した時に生じ、突然意識が消失する。

5:誤り。熱疲労は、多量の発汗に水分や塩分補給が追いつかず、脱水症状になった時に発生し、めまい、立ちくらみ、脱力、疲労、頭痛、吐き気や嘔吐などの症状が生じる。

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