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H21前期-問17

化学物質等安全データシート(MSDS)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1:MSDSは、化学物質等の危険有害性についての詳細なデータであり、すべての作業環境で生じる状況を網羅する情報として提供するものである。

2:MSDSの記載内容は、「名称」、「成分及びその含有量」、「人体に及ぼす作用」、「貯蔵又は取扱い上の注意」等の詳細な情報である。

3:危険有害性を有する化学物質等を容器に入れて譲渡し、又は提供する場合、MSDSを交付すれば、容器には名称のみを表示すればよい。

4:MSDSに記載する「人体に及ぼす作用」としての化学物質の有害性は、「急性毒性」及び「発がん性」に限られている。

5:MSDSは、化学物質に関する重要な情報が記載されている文書なので、厳重に保管し、閲覧できる者を限定する。

答:2

1:誤り。MSDSは、化学物質等の危険有害性についての詳細なデータであり、化学物質等を他の事業者に譲渡または提供する際に提供するものである。

2:正しい。MSDSの記載内容は、「名称」、「成分及びその含有量」、「人体に及ぼす作用」、「貯蔵又は取扱い上の注意」等の詳細な情報である。

3:誤り。危険有害性を有する化学物質等を容器に入れて譲渡し、又は提供する場合、MSDSを交付しても、容器には以下の事項を表示しなければならない。
・名称
・成分
・人体に及ぼす作用
・貯蔵又は取扱い上の注意
・その他、厚生労働省令で定める事項
・当該物を取り扱う労働者に注意を喚起するための標章で厚生労働大臣が定めるもの

4:誤り。MSDSに記載する「人体に及ぼす作用」としての化学物質の有害性は、「急性毒性」及び「発がん性」に限られてはいない。

5:誤り。MSDSは、化学物質に関する重要な情報が記載されている文書なので、労働災害等の災害・事故を未然に防止するために情報共有すべきである。

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