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H21前期-問11

作業環境における有害因子等による健康障害に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1:騒音性難聴は、騒音により中耳が障害を受けることにより生ずる。

2:熱痙攣は、多量の発汗により体内の水分と塩分が失われたところへ水分だけが補給されたとき、体内の塩分濃度が低下することにより発生する。

3:熱虚脱は、高温環境下で脳へ供給される血流量が増加したとき、代償的に心拍数が減少することにより生じ、発熱、徐脈、めまいなどの症状がみられる。

4:凍瘡は、皮膚組織の凍結壊死を伴うしもやけのことで、0℃以下の寒冷によって発生する。

5:潜水業務における減圧症は、浮上による減圧に伴い、血液中に溶け込んでいた空気の中の酸素が気泡となり、血管を閉塞したり組織を圧迫することにより発生する。

答:2

1:誤り。騒音性難聴は、騒音により内耳の有毛細胞が障害を受けたことにより生じる。

2:正しい。熱痙攣は、多量の発汗により体内の水分と塩分が失われたところへ水分だけが補給されたとき、体内の塩分濃度が低下することにより発生する。

3:誤り。熱虚脱は、高温環境下での労働において、皮膚に血液がたまり、脳への血液の流れが少なくなり、めまいや失神を起こすものである。

4:誤り。凍瘡は、しもやけのことで、異常な寒冷にさらされて発生する凍傷とは異なり、日常生活内での軽度の寒冷により発生する。

5:誤り。潜水業務における減圧症は、浮上による減圧に伴い、血液中に溶け込んでいた空気の中の窒素が気泡となり、血管を閉塞したり組織を圧迫することにより発生する。

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