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H17後期-問12

職業性疾病に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1:金属熱は、金属を溶解する作業などに長時間従事した際に、高温により体温調節機能が障害を受けたために起こる。

2:熱痙攣は、多量の発汗により体内の水分と塩分が失われたところへ、水分だけが補給されたとき、体内の塩分濃度が低下することにより起こる。

3:凍瘡は、しもやけのことで、異常な寒冷にさらされて発生する凍傷とは異なり、日常生活内での軽度の寒冷により発生する。

4:低体温症は、全身が冷やされて体内温度が低下したとき生じる意識消失、筋の硬直などの症状をいう。

5:熱虚脱は、高温環境下での労働において、皮膚に血液がたまり、脳への血液の流れが少なくなり、めまいや失神を起こすものである。

答:1

1:誤り。金属熱は、ヒューム(金属の蒸気)の吸入により、だるさ、関節痛、悪寒、呼吸困難、嘔吐、発熱、頭痛などの症状が現れるものであり、熱中症とは異なる。

2:正しい。熱痙攣は、多量の発汗により体内の水分と塩分が失われたところへ、水分だけが補給されたとき、体内の塩分濃度が低下することにより起こる。

3:正しい。凍瘡は、しもやけのことで、異常な寒冷にさらされて発生する凍傷とは異なり、日常生活内での軽度の寒冷により発生する。

4:正しい。低体温症は、全身が冷やされて体内温度が低下したとき生じる意識消失、筋の硬直などの症状をいう。

5:正しい。熱虚脱は、高温環境下での労働において、皮膚に血液がたまり、脳への血液の流れが少なくなり、めまいや失神を起こすものである。

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