作業環境測定結果の評価に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
1:管理濃度は、個々の労働者の有害物質へのばく露限界を示すものである。
2:原材料を反応槽へ投入する場合など、間歇的に有害物質の発散を伴う作業に従事する労働者のばく露状況は、A測定の実施結果により知ることができる。
3:A測定の第一評価値及びB測定の測定値がいずれも管理濃度に満たない場合は、第一管理区分になる。
4:作業環境測定の結果、第一管理区分に該当した場合は、作業環境が良好であるため以降の測定は省略することができる。
5:A測定の評価が良いのに、B測定の評価が悪い場合は、測定のデザイン、分析等に誤りがある。
答:3
1:誤り。管理濃度は、有害物質に係る作業環境の状態を、当該単位作業場所の作業環境測定結果から評価するための指標として設定されたものである。
2:誤り。原材料を反応槽へ投入する場合など、間歇的に有害物質の発散を伴う作業に従事する労働者のばく露状況は、A測定の実施結果だけでは正しく評価することができない。
3:正しい。A測定の第一評価値及びB測定の測定値がいずれも管理濃度に満たない場合は、第一管理区分になる。
4:誤り。作業環境測定の結果、第一管理区分に該当した場合は作業環境が良好であるが、以降の測定を省略することはできない。
5:誤り。A測定の評価が悪いのに、B測定の評価が良い場合は、測定のデザイン、分析等に誤りがある。