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関係法令(B11~B20)
H23後期-B-問11
伝熱面積の算定方法に関し、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
1:横煙管ボイラーの煙管の伝熱面積は、煙管の内径側の面積で算定する。
2:立てボイラーの横管の伝熱面積は、横管の内径側の面積で算定する。
3:貫流ボイラーは、燃焼室入口から過熱器入口までの水管の燃焼ガス等に触れる面の面積で伝熱面積を算定する。
4:鋳鉄製ボイラーの伝熱面積には、燃焼ガス等に触れるセクションのスタッドも、所定の算式で算定した面積を算入する。
5:水管ボイラーの伝熱面積には、ドラム、エコノマイザ、過熱器及び空気予熱器の面積は算入しない。
H23後期-B-問12
法令上、一級ボイラー技士をボイラー取扱作業主任者として選任できない作業は、次のうちどれか。
ただし、いずれのボイラーも、異常があった場合に安全に停止させることができる機能を有する自動制御装置を設置していないものとする。
1:最高使用圧力1.2MPa、伝熱面積245m2の蒸気ボイラー2基及び最高使用圧力0.2MPa、伝熱面積18m2の温水ボイラー2基の計4基のボイラーを取り扱う作業
2:最高使用圧力1.2MPa、最大電力設備容量400kWの電気ボイラー20基を取り扱う作業
3:最高使用圧力1.6MPa、伝熱面積200m2の廃熱ボイラー4基を取り扱う作業
4:最高使用圧力1.6MPa、伝熱面積160m2の蒸気ボイラー3基及び最高使用圧力1.6MPa、伝熱面積60m2の貫流ボイラー1基の計4基のボイラーを取り扱う作業
5:最高使用圧力3MPa、伝熱面積490m2の蒸気ボイラー1基及び最高使用圧力0.2MPa、伝熱面積3m2の蒸気ボイラー5基の計6基のボイラーを取り扱う作業
H23後期-B-問13
ボイラー取扱作業主任者の職務として、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
1:1日に1回以上水面測定装置の機能を点検すること。
2:排出されるボイラー水の測定濃度及びボイラー取扱い中における異常の有無を記録すること。
3:低水位燃焼しゃ断装置、火炎検出装置その他の自動制御装置を点検し、及び調整すること。
4:最高使用圧力を超えて圧力を上昇させないこと。
5:圧力、水位及び燃焼状態を監視すること。
H23後期-B-問14
ボイラー(小型ボイラーを除く。)の検査又はボイラー検査証に関し、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
1:落成検査は、構造検査又は使用検査に合格した後でなければ受けることができない。
2:落成検査に合格したボイラー又は所轄労働基準監督署長が落成検査の必要がないと認めたボイラーについて、ボイラー検査証が交付される。
3:ボイラー検査証の有効期間は原則として1年であるが、性能検査の結果により1年未満又は1年を超え2年以内の期間を定めて更新されることがある。
4:性能検査を受ける者は、検査に立ち会わなければならない。
5:使用を廃止したボイラーを再び使用しようとするときは、使用再開検査を受けなければならない。
H23後期-B-問15
ボイラー(小型ボイラーを除く。)を設置するボイラー室の管理等に関し、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
1:ボイラー室その他のボイラー設置場所には、関係者以外の者がみだりに立ち入ることを禁止し、かつ、その旨を見やすい箇所に掲示しなければならない。
2:ボイラー検査証並びにボイラー設置者の資格及び氏名をボイラー室その他のボイラー設置場所の見やすい箇所に掲示しなければならない。
3:ボイラー室には、水面計のガラス管、ガスケットその他の必要な予備品及び修繕用工具類を備えておかなければならない。
4:ボイラーとれんが積みとの間にすき間が生じたときは、すみやかに補修しなければならない。
5:ボイラー室には、必要がある場合のほか、引火しやすいものを持ち込ませてはならない。
H23後期-B-問16
ボイラー(小型ボイラーを除く。)の附属品の管理に関し、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
1:燃焼ガスに触れる給水管、吹出管及び水面測定装置の連絡管は、耐熱材料で防護しなければならない。
2:安全弁が2個以上ある場合において、1個の安全弁を最高使用圧力以下で作動するように調整したときは、他の安全弁を最高使用圧力の3%増以下で作動するように調整することができる。
3:圧力計又は水高計は、その内部が凍結し、又は80℃以上の温度にならない措置を講じなければならない。
4:圧力計又は水高計の目もりには、当該ボイラーの常用圧力を示す位置に見やすい表示をしなければならない。
5:温水ボイラーの返り管は、凍結しないように保温その他の措置を講じなければならない。
H23後期-B-問17
鋼製蒸気ボイラー(小型ボイラーを除く。)の水面測定装置に関する次の文中の[ ]内に入れるAからDの語句又は数字の組合せとして、法令上、正しいものは1~5のうちどれか。
「ガラス水面計でない水面測定装置として験水コックを設ける場合には、ガラス水面計のガラス管取付位置と同等の高さの範囲において[ A ]個以上取り付けなければならない。ただし、[ B ]以下で、かつ、伝熱面積が[ C ]m2未満の蒸気ボイラーにあっては、その数を[ D ]個とすることができる。」
1:A=3 B=胴の内径が750mm C=10 D=2
2:A=2 B=最高使用圧力が1MPa C=15 D=1
3:A=3 B=最高使用圧力が0.5MPa C=15 D=2
4:A=3 B=胴の内径が750mm C=15 D=2
5:A=2 B=最高使用圧力が1MPa C=10 D=1
H23後期-B-問18
鋼製ボイラー(小型ボイラーを除く。)の給水装置に関し、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
1:蒸気ボイラーには、原則として最大蒸発量以上を給水することができる給水装置を備えなければならない。
2:近接した2以上の蒸気ボイラーを結合して使用する場合には、当該結合して使用する蒸気ボイラーを1の蒸気ボイラーとみなして給水装置の規定を適用する。
3:低水位燃料遮断装置を有しない蒸気ボイラーには、原則として随時単独に最大蒸発量以上を給水することができる給水装置を2個備えなければならない。
4:給水装置の給水管には、蒸気ボイラーに近接した位置に、原則として給水弁及び逆止め弁を取り付けなければならない。
5:貫流ボイラー及び最高使用圧力0.2MPa未満の蒸気ボイラーの給水管に取り付ける弁は、給水弁のみとすることができる。
H23後期-B-問19
鋼製ボイラー(小型ボイラーを除く。)の自動制御装置に関し、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
1:自動給水調整装置は、蒸気ボイラーごとに設けなければならない。
2:低水位燃料遮断装置とは、蒸気ボイラーの起動時に水位が安全低水面以下である場合及び運転時に水位が安全低水面以下になった場合に、自動的に燃料の供給を遮断する装置をいう。
3:ボイラーの使用条件により運転を緊急停止することが適さないボイラーでは、低水位燃料遮断装置に代えて、低水位警報装置を設けることができる。
4:燃料の性質又は燃焼装置の構造により、緊急遮断が不可能なボイラーでは、低水位燃料遮断装置に代えて、低水位警報装置を設けることができる。
5:自動給水調整装置を有する最高使用圧力0.3MPa以上の温水ボイラーには、低水位燃料遮断装置を設けなければならない。
H23後期-B-問20
鋳鉄製ボイラー(小型ボイラーを除く。)の附属品に関し、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
1:蒸気ボイラーには、スケールその他の沈殿物を排出できる吹出し管であって、吹出し弁又は吹出しコックを取り付けたものを備えなければならない。
2:温水ボイラーには、ボイラー本体又は温水出口付近に水高計又は圧力計を取り付けなければならない。
3:水道等の圧力を有する水源から給水する場合の給水管は、逃がし管に取り付けなければならない。
4:温水ボイラーで圧力が0.3MPaを超えるものには、温水温度が120℃を超えないよう温水温度自動制御装置を設けなければならない。
5:開放型膨張タンクに通ずる逃がし管であって、内部の圧力を最高使用圧力以下に保持することができるものを備えた暖房用温水ボイラーには、逃がし弁を備えなくてもよい。
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