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R4前期-問30

重油燃焼ボイラーの低温腐食などに関し、次のうち誤っているものはどれか。

1:炭素鋼及びオーステナイト系ステンレス鋼は、濃硫酸には激しく侵され腐食する。

2:低空気比燃焼は、SO2からSO3への転換を抑制して燃焼ガスの露点を下げるので、低温腐食の抑制に効果がある。

3:エコノマイザの低温腐食防止対策として、給水加熱器の使用などにより給水温度を高める方法がある。

4:空気予熱器の低温腐食防止対策として、蒸気式空気予熱器を併用して、入口空気温度を上昇させる方法がある。

5:空気予熱器の低温腐食防止対策として、空気予熱器で予熱される空気の一部をバイパスさせて、出口ガス温度を上昇させる方法がある。

答:1

1:誤り。軟鋼(低炭素鋼)は、濃度の高い硫酸には耐えるが、希硫酸には激しく侵され腐食する。

2:正しい。低空気比燃焼は、SO2からSO3への転換を抑制して燃焼ガスの露点を下げるので、低温腐食の抑制に効果がある。

3:正しい。エコノマイザの低温腐食防止対策として、給水加熱器の使用などにより給水温度を高める方法がある。

4:正しい。空気予熱器の低温腐食防止対策として、蒸気式空気予熱器を併用して、入口空気温度を上昇させる方法がある。

5:正しい。空気予熱器の低温腐食防止対策として、空気予熱器で予熱される空気の一部をバイパスさせて、出口ガス温度を上昇させる方法がある。

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