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R2後期-A-問11

ボイラーの蒸気圧力上昇時の取扱いに関し、次のうち誤っているものはどれか。

1:常温の水からたき始めるときの圧力上昇は、始めは遅く、次第に速くなるようにして、ボイラー本体各部の温度上昇が均等になるようにする。

2:空気予熱器内での異常燃焼を防ぐため、燃焼初期はできる限り低燃焼とし、低燃焼中は空気予熱器の出口ガス温度を監視する。

3:エコノマイザの前に蒸発管群がある場合のエコノマイザは、燃焼ガスを通し始めた後に、ボイラー水の一部をエコノマイザ入口に供給して、エコノマイザ内の水を循環させる。

4:ボイラー水の温度が高くなると水位が上昇するので、高水位となったら、ボイラー水を排出して常用水位に戻す。

5:ドレンが抜き出せる構造の過熱器は、過熱器出口の管寄せの空気抜弁及びドレン弁を開放し、昇圧時にボイラー内の空気を抜くとともに、発生蒸気はドレン弁などから排出する。

答:3

1:正しい。常温の水からたき始めるときの圧力上昇は、始めは遅く、次第に速くなるようにして、ボイラー本体各部の温度上昇が均等になるようにする。

2:正しい。空気予熱器内での異常燃焼を防ぐため、燃焼初期はできる限り低燃焼とし、低燃焼中は空気予熱器の出口ガス温度を監視する。

3:誤り。エコノマイザの前に蒸発管群がある場合のエコノマイザは、燃焼ガスを通し始めて、エコノマイザ内の水の温度が上昇し蒸気が発生しても、そのままボイラーに通水する。エコノマイザの前に蒸発管群がない場合のエコノマイザは、燃焼ガスを通し始める前に、ボイラー水の一部をエコノマイザ入口に供給して、エコノマイザ内の水を循環させる。

4:正しい。ボイラー水の温度が高くなると水位が上昇するので、高水位となったら、ボイラー水を排出して常用水位に戻す。

5:正しい。ドレンが抜き出せる構造の過熱器は、過熱器出口の管寄せの空気抜弁及びドレン弁を開放し、昇圧時にボイラー内の空気を抜くとともに、発生蒸気はドレン弁などから排出する。

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