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R2前期-A-問18

ボイラー水中の不純物に関し、次のうち誤っているものはどれか。

1:スケールは、溶解性蒸発残留物が濃縮されて析出し、管壁などの伝熱面に固着したものである。

2:スラッジは、溶解性蒸発残留物が濃縮され、ドラム底部などに沈積した軟質沈殿物である。

3:ボイラー水の吹出しが適切に行われないときは、スラッジが水循環の緩慢な箇所にたまり、腐食、過熱などの原因となる。

4:スケールの熱伝導率は、軟鋼の1/10~1/20程度であり、伝熱面にスケールが付着すると、伝熱面の温度がわずかに上昇する。

5:硫酸塩類やケイ酸塩類のスケールは、熱分解しないで伝熱面に硬く固着して除去しにくい。

答:4

1:正しい。スケールは、溶解性蒸発残留物が濃縮されて析出し、管壁などの伝熱面に固着したものである。

2:正しい。スラッジは、溶解性蒸発残留物が濃縮され、ドラム底部などに沈積した軟質沈殿物である。

3:正しい。ボイラー水の吹出しが適切に行われないときは、スラッジが水循環の緩慢な箇所にたまり、腐食、過熱などの原因となる。

4:誤り。スケールの熱伝導率は、軟鋼の1/20~1/100程度であり、伝熱面にスケールが付着すると、ボイラー水による伝熱面の冷却が不十分となり、伝熱面の温度が上昇する。

5:正しい。硫酸塩類やケイ酸塩類のスケールは、熱分解しないで伝熱面に硬く固着して除去しにくい。

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