ボイラーのばね安全弁の調整及び試験に関し、次のうち誤っているものはどれか。
1:安全弁の吹出し圧力が設定圧力よりも低い場合は、一旦、ボイラーの圧力を設定圧力の80%程度まで下げ、調整ボルトを締めて、再度、試験をする。
2:ボイラー本体に安全弁が1個である場合においては、最高使用圧力の3%増以下で作動するように調整する。
3:過熱器用安全弁は、過熱器の焼損を防ぐため、ボイラー本体の安全弁より先に作動するように調整する。
4:最高使用圧力の異なるボイラーが連絡している場合、各ボイラーの安全弁は、最高使用圧力の最も低いボイラーを基準に調整する。
5:安全弁の手動試験は、最高使用圧力の75%以上の圧力で行う。
答:2
1:正しい。安全弁の吹出し圧力が設定圧力よりも低い場合は、一旦、ボイラーの圧力を設定圧力の80%程度まで下げ、調整ボルトを締めて、再度、試験をする。
2:誤り。ボイラー本体に安全弁が1個である場合においては、最高使用圧力以下で作動するように調整する。安全弁が2個以上ある場合は、いずれか1個を最高使用圧力又はそれ以下で先に吹き出すように調整し、段階的な圧力で作動するようにする。1個の安全弁を最高使用圧力以下で作動するように調整したときは、他の安全弁を最高使用圧力の3%増以下で作動するように調整することができる。
3:正しい。過熱器用安全弁は、過熱器の焼損を防ぐため、ボイラー本体の安全弁より先に作動するように調整する。
4:正しい。最高使用圧力の異なるボイラーが連絡している場合、各ボイラーの安全弁は、最高使用圧力の最も低いボイラーを基準に調整する。
5:正しい。安全弁の手動試験は、最高使用圧力の75%以上の圧力で行う。
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