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R2前期-A-問5

炉筒の構造及び強さに関し、次のうち誤っているものはどれか。

1:炉筒は、燃焼ガスによって加熱され長手方向に膨張しようとするが、鏡板によって拘束されているため、炉筒板内部に圧縮応力が生じる。

2:炉筒は、外圧を受けるので、真円度が保たれていないと、圧力により変形が増し、圧壊を起こすおそれがある。

3:平形炉筒では、熱応力を軽減するための伸縮継手の多くは、溶接によって取り付けられる。

4:波形炉筒は、平形炉筒に比べ、熱による炉筒の伸縮を吸収するが、外圧に対する強度は低い。

5:炉筒の鏡板への取付けは、一般に鏡板の炉筒取付け部分を内方に折り込んで、突合せ溶接によって行う。

答:4

1:正しい。炉筒は、燃焼ガスによって加熱され長手方向に膨張しようとするが、鏡板によって拘束されているため、炉筒板内部に圧縮応力が生じる。

2:正しい。炉筒は、外圧を受けるので、真円度が保たれていないと、圧力により変形が増し、圧壊を起こすおそれがある。

3:正しい。平形炉筒では、熱応力を軽減するための伸縮継手の多くは、溶接によって取り付けられる。

4:誤り。波形炉筒は、平形炉筒に比べ、熱による炉筒の伸縮を吸収し、外圧に対する強度が大きい。

5:正しい。炉筒の鏡板への取付けは、一般に鏡板の炉筒取付け部分を内方に折り込んで、突合せ溶接によって行う。

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