重油を燃料とするボイラーにおいて、低発熱量が40MJ/kgの重油を毎時300kg燃焼させ、毎時4tの蒸気が発生したとき、発生蒸気の比エンタルピの値に最も近いものは、１～５のうちどれか。
ただし、ボイラーの効率は90％、給水の温度は24℃とする。
１：15kJ/kg
２：110kJ/kg
３：2600kJ/kg
４：2700kJ/kg
５：2800kJ/kg
答：５
ボイラー効率＝(熱出力／燃料の入熱)×100
熱出力＝蒸発量×(蒸気の比エンタルピ－給水の比エンタルピ)
燃料の入熱＝燃料消費量×燃料の低発熱量
ボイラー効率＝{蒸発量×(蒸気の比エンタルピ－給水の比エンタルピ)／(燃料消費量×燃料の低発熱量)}×100
90％＝{4000kg/h×(蒸気の比エンタルピ－100.488kJ/kg)／(300kg/h×40000kJ/kg)}×100
※給水の比エンタルピ＝24℃×4.187＝100.488kJ/kg
90＝{4000×(蒸気の比エンタルピ－100.488)／(300×40000)}×100
蒸気の比エンタルピ＝2800.488