重油燃焼ボイラーの低温腐食に関し、次のうち誤っているものはどれか。
1:炭素鋼及びオーステナイト系ステンレス鋼は、濃硫酸には激しく侵され腐食する。
2:低空気比燃焼には、SO2からSO3への転換を抑制して低温腐食を防止する効果がある。
3:エコノマイザの低温腐食防止対策として、給水加熱器の使用などにより給水温度を高める方法がある。
4:空気予熱器の低温腐食防止対策として、蒸気式空気予熱器を併用して、入口空気温度を上昇させる方法がある。
5:空気予熱器の低温腐食防止対策として、空気予熱器で予熱される空気の一部をバイパスさせて、出口ガス温度を上昇させる方法がある。
答:1
1:誤り。軟鋼(低炭素鋼)は、濃度の高い硫酸には耐えるが、希硫酸には激しく侵され腐食する。
2:正しい。低空気比燃焼には、SO2からSO3への転換を抑制して低温腐食を防止する効果がある。
3:正しい。エコノマイザの低温腐食防止対策として、給水加熱器の使用などにより給水温度を高める方法がある。
4:正しい。空気予熱器の低温腐食防止対策として、蒸気式空気予熱器を併用して、入口空気温度を上昇させる方法がある。
5:正しい。空気予熱器の低温腐食防止対策として、空気予熱器で予熱される空気の一部をバイパスさせて、出口ガス温度を上昇させる方法がある。
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