Home > ボイラーの構造(A1~A10) > H31前期-A-問5

H31前期-A-問5

ボイラー各部の構造及び強さに関し、次のうち誤っているものはどれか。

1:胴板を薄肉円筒として取り扱う場合、長手方向の断面に生じる周方向の応力は、周方向の断面に生じる長手方向の応力の2倍となる。

2:皿形鏡板は、球面殻、環状殻及び円筒殻から成っており、環状殻の部分には内圧により曲げ応力が生じる。

3:皿形鏡板は、同材質、同径、同厚の場合、半だ円体形鏡板より強度が低い。

4:炉筒は、燃焼ガスによって加熱され長手方向に膨張しようとするが、鏡板によって拘束されているため、炉筒板内部に圧縮応力が生じる。

5:波形炉筒は、平形炉筒に比べ、伝熱面積を大きくできるが、外圧に対する強度が低い。

答:5

1:正しい。胴板を薄肉円筒として取り扱う場合、長手方向の断面に生じる周方向の応力は、周方向の断面に生じる長手方向の応力の2倍となる。

2:正しい。皿形鏡板は、球面殻、環状殻及び円筒殻から成っており、環状殻の部分には内圧により曲げ応力が生じる。

3:正しい。皿形鏡板は、同材質、同径、同厚の場合、半だ円体形鏡板より強度が低い。

4:正しい。炉筒は、燃焼ガスによって加熱され長手方向に膨張しようとするが、鏡板によって拘束されているため、炉筒板内部に圧縮応力が生じる。

5:誤り。波形炉筒は、平形炉筒に比べ、伝熱面積を大きくでき、熱による伸縮が自由で外圧に対する強度が大きい。

スポンサーリンク

Home > ボイラーの構造(A1~A10) > H31前期-A-問5

Page Top

© 2011-2023 過去問.com