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H31前期-A-問4

水冷壁に関し、次のうち誤っているものはどれか。

1:スペースドチューブ壁は、耐火材の内側に裸水管を適当な間隔で配置し、耐火材の外側に燃焼ガスをシールするケーシングを設けたものである。

2:タンゼントチューブ壁は、耐火材の内側に裸水管を近接して配置し、水管の外側に燃焼ガスをシールするケーシングを設けたものである。

3:フィンチューブ壁は、耐火材の内側に、水管の両側にひれを溶接したものを近接して配置し、水管の外側に燃焼ガスをシールするケーシングを設けたものである。

4:パネル式水冷壁(メンブレンウォール)は、フィンチューブの相互間を溶接して板状にまとめ、その内側に耐火材を塗布したものである。

5:スタッドチューブ壁には、水管の周囲に短い鋼棒片を多数溶接したものを並べ、その内側の面に不定形耐火材を取り付けしたものがある。

答:4

1:正しい。スペースドチューブ壁は、耐火材の内側に裸水管を適当な間隔で配置し、耐火材の外側に燃焼ガスをシールするケーシングを設けたものである。

2:正しい。タンゼントチューブ壁は、耐火材の内側に裸水管を近接して配置し、水管の外側に燃焼ガスをシールするケーシングを設けたものである。

3:正しい。フィンチューブ壁は、耐火材の内側に、水管の両側にひれを溶接したものを近接して配置し、水管の外側に燃焼ガスをシールするケーシングを設けたものである。

4:誤り。パネル式水冷壁(メンブレンウォール)は、フィンチューブの相互間を溶接して板状にまとめた構造で、完全な気密が得られるので、燃焼ガスをシールするケーシングや耐火材が不要となる。

5:正しい。スタッドチューブ壁には、水管の周囲に短い鋼棒片を多数溶接したものを並べ、その内側の面に不定形耐火材を取り付けしたものがある。

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