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H30前期-A-問11

ボイラーの起動時及び蒸気圧力上昇時の取扱いに関し、次のうち誤っているものはどれか。

1:自動起動によるボイラーの直接点火方式は、パイロットバーナを用いず、スパーク式の電気点火装置により、直接主バーナに点火する。

2:常温の水からたき始めるときの圧力上昇は、初めは遅く、次第に速くなるようにして、ボイラー本体各部の温度上昇が均等になるようにする。

3:空気予熱器に漏れなどを生じさせないため、燃焼初期はできる限り低燃焼とし、低燃焼中は空気予熱器の出口ガス温度を監視して、空気予熱器内での異常燃焼を防ぐ。

4:エコノマイザの前に蒸発管群がない場合は、燃焼ガスを通し始めた後に、ボイラー水の一部をエコノマイザ入口に供給して、エコノマイザ内の水を循環させる。

5:バーナが上下に2基配置されている場合の手動操作による点火は、下方のバーナから点火する。

答:4

1:正しい。自動起動によるボイラーの直接点火方式は、パイロットバーナを用いず、スパーク式の電気点火装置により、直接主バーナに点火する。

2:正しい。常温の水からたき始めるときの圧力上昇は、初めは遅く、次第に速くなるようにして、ボイラー本体各部の温度上昇が均等になるようにする。

3:正しい。空気予熱器に漏れなどを生じさせないため、燃焼初期はできる限り低燃焼とし、低燃焼中は空気予熱器の出口ガス温度を監視して、空気予熱器内での異常燃焼を防ぐ。

4:誤り。エコノマイザの前に蒸発管群がある場合のエコノマイザは、燃焼ガスを通し始めて、エコノマイザ内の水の温度が上昇し蒸気が発生しても、そのままボイラーに通水する。エコノマイザの前に蒸発管群がない場合のエコノマイザは、燃焼ガスを通し始める前に、ボイラー水の一部をエコノマイザ入口に供給して、エコノマイザ内の水を循環させる。

5:正しい。バーナが上下に2基配置されている場合の手動操作による点火は、下方のバーナから点火する。

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