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H30前期-A-問4

水管ボイラーに関し、次のうち誤っているものはどれか。

1:伝熱面積当たりの保有水量が小さいので、起動から所要蒸気を発生するまでの時間が短い。

2:パネル式水冷壁は、水管をひれを介して溶接などにより板状にまとめた構造で、完全な気密が得られるので、燃焼ガスをシールするケーシングや耐火材が不要となる。

3:自然循環式の中低圧のボイラーには、蒸気ドラム1個と水ドラム1個の二胴形のものや、蒸気ドラム1個と水ドラム2個の三胴形のものがある。

4:自然循環式の大容量のボイラーには、対流形過熱器とともに火炉上方に放射熱を吸収する放射形過熱器を設けたものがある。

5:高温高圧のボイラーでは、全吸収熱量のうち、高温ガスとの接触によって熱を受ける蒸発水管群で吸収される熱量の割合が大きい。

答:5

1:正しい。伝熱面積当たりの保有水量が小さいので、起動から所要蒸気を発生するまでの時間が短い。

2:正しい。パネル式水冷壁は、水管をひれを介して溶接などにより板状にまとめた構造で、完全な気密が得られるので、燃焼ガスをシールするケーシングや耐火材が不要となる。

3:正しい。自然循環式の中低圧のボイラーには、蒸気ドラム1個と水ドラム1個の二胴形のものや、蒸気ドラム1個と水ドラム2個の三胴形のものがある。

4:正しい。自然循環式の大容量のボイラーには、対流形過熱器とともに火炉上方に放射熱を吸収する放射形過熱器を設けたものがある。

5:誤り。高温高圧のボイラーでは、全吸収熱量のうち、高温ガスとの接触によって熱を受ける蒸発水管群で吸収される熱量の割合が小さい。

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