ボイラーの燃料の燃焼により発生するばいじんに関し、誤っているものは次のうちどれか。
1:燃料を燃焼させる際に発生する固体微粒子には、すすとダストがある。
2:ダストは、燃焼反応が冷却などにより中断されたり、酸素が十分に供給されなかったりして、分解した炭素がそのまま遊離炭素として残存したものである。
3:ばいじんは、燃焼条件によって発生量が大きく変化するが、この燃焼条件は、燃料の性状、初期撹拌条件及び火炉条件に大別される。
4:ばいじん発生の抑制には、空気比を適切に保ち燃料と燃焼空気との混合を良好にすること、燃焼温度を高く保つこと及び焼滞留時間を長く保つことが必要である。
5:ばいじんは、慢性気管支炎の発症率に大きな影響を与える。
答:2
1:正しい。燃料を燃焼させる際に発生する固体微粒子には、すすとダストがある。
2:誤り。すすは、燃焼反応が冷却などにより中断されたり、酸素が十分に供給されなかったりして、分解した炭素がそのまま遊離炭素として残存したものである。ダストは、灰分が主体で、これに若干の未燃分が含まれたものである。
3:正しい。ばいじんは、燃焼条件によって発生量が大きく変化するが、この燃焼条件は、燃料の性状、初期撹拌条件及び火炉条件に大別される。
4:正しい。ばいじん発生の抑制には、空気比を適切に保ち燃料と燃焼空気との混合を良好にすること、燃焼温度を高く保つこと及び焼滞留時間を長く保つことが必要である。
5:正しい。ばいじんは、慢性気管支炎の発症率に大きな影響を与える。
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