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H26前期-A-問4

水管ボイラーに関し、次のうち誤っているものはどれか。

1:過熱器やエコノマイザを自由に配置できるほか、伝熱面積を大きくとることができ、一般にボイラー効率が高い。

2:水冷壁管は、火炎からの強い放射熱を有効に吸収し、高い蒸発率を示す放射伝熱面となるとともに、炉壁を保護する。

3:大容量ボイラーには、一般に蒸気ドラム1個と水ドラム2個の3胴形の形式が用いられる。

4:給水及びボイラー水処理に注意し、特に高圧ボイラーでは厳密な水管理を行う必要がある。

5:高温高圧ボイラーでは、本体伝熱面が水冷壁管だけからなり、接触伝熱面が全くないか、又はわずかしかない放射ボイラーの形式をとる。

答:3

1:正しい。水管ボイラーは、過熱器やエコノマイザを自由に配置できるほか、伝熱面積を大きくとることができ、一般にボイラー効率が高い。

2:正しい。水管ボイラーの水冷壁管は、火炎からの強い放射熱を有効に吸収し、高い蒸発率を示す放射伝熱面となるとともに、炉壁を保護する。

3:誤り。蒸気ドラム1個と水ドラム2個の3胴形のものは、蒸発量30t/h程度までの比較的小さなボイラーに用いられている。

4:正しい。水管ボイラーでは、給水及びボイラー水処理に注意し、特に高圧ボイラーでは厳密な水管理を行う必要がある。

5:正しい。高温高圧の水管ボイラーでは、本体伝熱面が水冷壁管だけからなり、接触伝熱面が全くないか、又はわずかしかない放射ボイラーの形式をとる。

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