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H23前期-A-問17

ボイラーの劣化・損傷に関し、次のうち正しいものはどれか。

1:ブリスタは、円筒又は球体の部分が外側からの圧力に耐えきれずに急激に押しつぶされて裂ける現象で、火炎に触れる胴の底部などに生じる。

2:膨出は、構造部等の腐食により強度が低下して外側に膨れ出る現象で、炉筒のフランジ部や径の大きい煙管に生じやすい。

3:アルカリ腐食は、熱負荷の高い管壁に近い部分で水中の水酸化ナトリウム濃度が高くなりすぎた場合に生じる。

4:グルービングは、不連続な溝状の腐食で、主として水に含まれる二酸化炭素、酸素の作用により生じ、割れを伴うものもある。

5:ピッチングは、米粒から豆粒大の点状の腐食で、主として水に溶存する塩素の作用により生じる。

答:3

1:誤り。圧かいは、円筒や球体の部分が、外側からの圧力に耐えきれずに急激に押しつぶされて裂ける現象である。

2:誤り。膨出は、ボイラー本体の火炎に触れる部分が過熱された結果強度が低下して外側に膨れ出る現象である。

3:正しい。アルカリ腐食は、熱負荷の高い管壁に近い部分で水中の水酸化ナトリウム濃度が高くなりすぎた場合に生じる。

4:誤り。グルービングは、細長く連続した溝状の腐食で、溝部の溶存酸素による腐食とともに割れを伴うものもある。

5:誤り。ピッチングは、米粒から豆粒大の点状の腐食で、主として水に溶存する酸素の作用により生じる。

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