NOxの低減を図る燃焼方法に関し、次のうち誤っているものはどれか。
1:燃焼によって生じるNOxは、燃焼性において適切と思われる空気比の付近で最少になり、空気比がそれよりも小さくても大きくても増加する。
2:二段燃焼法では、燃焼用空気を一次と二次に分けて供給し、燃焼を二段階で完結させて、NOxを低減する。
3:濃淡燃焼法では、燃焼領域の一方を低空気比で燃焼し、他方を高空気比で燃焼して全体として適正な空気比で運転し、NOxを低減する。
4:燃焼室熱負荷低減法では、燃焼量を減らし、火炎温度や炉内温度を下げ燃焼室熱負荷を低減してNOxを低減する。
5:排ガス再循環法では、燃焼用空気に排ガスの一部を再循環、混合して燃焼ガスの体積を増し、酸素分圧を下げるとともに燃焼温度を下げ、NOxを低減する。
答:1
1:誤り。燃焼によって生じるNOxは、燃焼性において適切と思われる空気比の付近でピークとなり、空気比がそれよりも小さくても大きくても減少する。
2:正しい。二段燃焼法では、燃焼用空気を一次と二次に分けて供給し、燃焼を二段階で完結させて、NOxを低減する。
3:正しい。濃淡燃焼法では、燃焼領域の一方を低空気比で燃焼し、他方を高空気比で燃焼して全体として適正な空気比で運転し、NOxを低減する。
4:正しい。燃焼室熱負荷低減法では、燃焼量を減らし、火炎温度や炉内温度を下げ燃焼室熱負荷を低減してNOxを低減する。
5:正しい。排ガス再循環法では、燃焼用空気に排ガスの一部を再循環、混合して燃焼ガスの体積を増し、酸素分圧を下げるとともに燃焼温度を下げ、NOxを低減する。
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