Home > ボイラーの構造(A1~A10) > H22後期-A-問5

H22後期-A-問5

貫流ボイラーに関し、次のうち誤っているものはどれか。

1:貫流ボイラーは、一連の長い管群で構成され、給水ポンプによって一端から押し込まれた水が順次、予熱、蒸発、過熱され、他端から過熱蒸気となって取り出される。

2:貫流ボイラーは、負荷変動により大きな圧力変動を生じやすいので、給水量や燃料供給量の応答の速い自動制御を必要とする。

3:超臨界圧貫流ボイラーでは、水の状態から加熱状態、沸騰状態を経て連続的に高圧蒸気に変化し、供給される。

4:超臨界圧貫流ボイラーでは、ベンソンボイラーの炉外下降管は不要となり、ベンソンボイラーもズルツァボイラーも類似の構造になる。

5:小形貫流ボイラーの循環方式は、単管式の場合は強制循環であり、多管式の場合は自然循環である。

答:3

1:正しい。貫流ボイラーは、一連の長い管群で構成され、給水ポンプによって一端から押し込まれた水が順次、予熱、蒸発、過熱され、他端から過熱蒸気となって取り出される。

2:正しい。貫流ボイラーは、負荷変動により大きな圧力変動を生じやすいので、給水量や燃料供給量の応答の速い自動制御を必要とする。

3:誤り。超臨界圧貫流ボイラーでは、水の状態から沸騰現象を伴うことなく連続的に蒸気の状態に変化する。

4:正しい。超臨界圧貫流ボイラーでは、ベンソンボイラーの炉外下降管は不要となり、ベンソンボイラーもズルツァボイラーも類似の構造になる。

5:正しい。小形貫流ボイラーの循環方式は、単管式の場合は強制循環であり、多管式の場合は自然循環である。

スポンサーリンク

Home > ボイラーの構造(A1~A10) > H22後期-A-問5

Page Top

© 2011-2023 過去問.com