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H22前期-A-問3

水管ボイラーの構造及び特徴に関し、次のうち誤っているものはどれか。

1:給水及びボイラー水処理に注意が必要で、特に高圧ボイラーでは厳密な水管理が求められる。

2:伝熱面積当たりの保有水量が少ないので、起動から所要蒸気を発生するまでの時間が短い。

3:炉壁に用いられる水冷壁管は、火炎からの強い放射熱を吸収し、高い蒸発率を示す放射伝熱面になる。

4:高温高圧ボイラーでは、本体伝熱面が水冷壁管だけからなり、接触伝熱面が全くないか、あるいはわずかしかない放射ボイラーの形式をとる。

5:大容量ボイラーには、一般に蒸気ドラム1個と水ドラム2個の3胴形の形式が用いられる。

答:5

1:正しい。給水及びボイラー水処理に注意が必要で、特に高圧ボイラーでは厳密な水管理が求められる。

2:正しい。伝熱面積当たりの保有水量が少ないので、起動から所要蒸気を発生するまでの時間が短い。

3:正しい。炉壁に用いられる水冷壁管は、火炎からの強い放射熱を吸収し、高い蒸発率を示す放射伝熱面になる。

4:正しい。高温高圧ボイラーでは、本体伝熱面が水冷壁管だけからなり、接触伝熱面が全くないか、あるいはわずかしかない放射ボイラーの形式をとる。

5:誤り。蒸気ドラム1個と水ドラム2個の3胴形のものは、蒸発量30t/h程度までの比較的小さなボイラーに用いられている。

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