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H22前期-A-問1

熱及び蒸気に関し、次のうち正しいものはどれか。

1:圧力1MPa、温度180℃の乾き飽和蒸気を加熱して、圧力1MPa、温度230℃の過熱蒸気を得たとき、この蒸気の過熱度は27.7%である。

2:圧力が0.1MPaのときより、0.2MPaのときのほうが水の単位質量当たりの蒸発熱は大きい。

3:換算蒸発量とは、常用圧力におけるボイラーの実際の蒸発量を最高使用圧力のときの蒸発量に換算したものである。

4:熱と仕事はともにエネルギーの形態で、本質的に同等であり、電気的仕事量1kWhは、熱量1MJに相当する。

5:蒸発熱は、飽和水と飽和蒸気の比エンタルピの差であり、水から蒸気へと状態が変化するのに費やされる熱量である。

答:5

1:誤り。圧力1MPa、温度180℃の乾き飽和蒸気を加熱して、圧力1MPa、温度230℃の過熱蒸気にしたとき、この蒸気の過熱度は50Kである。※230℃-180℃=50K

2:誤り。水の蒸発熱は、圧力が高くなるに従って小さくなる。

3:誤り。換算蒸発量とは、実際に給水から所要蒸気を発生させるのに要した熱量を基準状態の熱量に換算して求めたものである。

4:誤り。熱と仕事はともにエネルギーの形態で、本質的に同等であり、電気的仕事量1kWhは、熱量3.6MJに相当する。※1kWh=1kJ/s×3600(秒)=3600kJ=3.6MJ

5:正しい。蒸発熱は、飽和水と飽和蒸気の比エンタルピの差であり、水から蒸気へと状態が変化するのに費やされる熱量である。

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