Home > 平成17年度第2回試験(平成18年3月実施)問題と解答・解説 > 実務上の知識及び能力

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実務上の知識及び能力

H17-2-22

交通安全白書の平成15年中の交通事故の状況に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1:交通事故による死亡者数は7,000人台まで減少したが、65歳以上の高齢者の占める割合は初めて40%を超え、高齢者を取り巻く交通情勢は益々厳しさを増している。

2:交通事故発生件数及び負傷者数は、それぞれ前年より増加しており、依然として国民の約100人に1人が交通事故により死傷するという厳しい状況が続いている。

3:死亡事故の発生件数を状態別に見ると、自動車乗車中が最も多く、次いで歩行中、自転車乗用中の順となっている。

4:高速自動車国道及び指定自動車専用道路においては、わずかな運転上のミスが事故に結びつきやすいので、その他の道路より走行台キロ当たりの事故率は高い。そして、ひとたび事故が発生すると重大事故に発展することが多く、交通事故発生件数に占める死亡事故件数の割合(死亡事故率)も、その他の道路より高くなっている。

解答と解説

H17-2-23

自動車の交通公害等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1:地球の温暖化防止に向けた「京都議定書」が昨年の2月に発効し、我が国でも温室効果ガスの排出量の削減のための対策を総合的、かつ、計画的に推進することとなった。

2:温室効果ガスとは、二酸化炭素、メタン、代替フロン等全部で6種類をいう。

3:我が国の二酸化炭素の排出量は、全体の3割を運輸部門が占め、このうちの7割が自動車に起因するものである。

4:エコドライブとは、駐車中にエンジンを停止するアイドリングストップや急発進・急加速を避けた等速運転などを励行することをいい、エコドライブは、環境の保全のために必要なだけではなく、運行経費の削減や交通事故の防止など様々な効果をもたらすものである。

解答と解説

H17-2-24

睡眠時無呼吸症候群(SAS)に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1:近年、漫然運転や居眠り運転の原因として注目を集めている病気に睡眠時無呼吸症候群があるが、この病気は比較的本人が自覚し易いが治療は困難である。

2:睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が止まった状態(無呼吸)が断続的に繰り返される病気で、睡眠不足から運転中に強い眠気を感じる状態になることから、運転の仕事を続けて行くためには、治療を受けることが必要不可欠である。

3:睡眠時無呼吸症候群を疑うべきで要因としては、睡眠中に呼吸が止まる、大きないびきをかく、寝ている間に頻繁に目が覚める、集中力が低下する等の症状があげられる。

4:睡眠時無呼吸症候群をそのまま放置すると、睡眠時無呼吸のために血液が固まりやすくなり、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞など重大な合併症を引き起こすおそれがある。

解答と解説

H17-2-25

事業用自動車が営業運転中に重大な交通事故を引き起こした場合の行政処分等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1:当該運転者は、道路交通法に基づき、運転免許停止等の行政処分を受ける場合がある。

2:当該運転者は、刑法に基づき、業務上過失致死傷害等の罪を問われる場合がある。

3:当該事業者は、貨物自動車運送事業法に基づき、事業の停止等の行政処分を受ける場合があり、また、運行管理者についても運行管理者資格者証の返納を命じられる場合がある。

4:当該事業者は、貨物自動車運送事業法に基づき、被害者に対する損害賠償の責任を負うことになり、また、荷主から運送契約を破棄される等の社会的な制裁を受ける場合もある。

解答と解説

H17-2-26

交通事故の防止対策等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1:交通事故の防止対策を効率的かつ効果的に講じていくためには、収集した事故情報を多角的に分析し、事故実態を把握した上で、①低減目標の設定②対策の実施③効果評価④低減目標の再設定という一連の交通安全対策サイクルを繰り返すことが必要である。

2:ヒヤリ・ハットは、1件の重大災害(死亡・重傷)が発生する背景に29件の軽傷事故と300件のヒヤリとしたり、ハッとした経験があるということであり、このヒヤリ・ハットを調査することは、交通事故防止対策の検討に有効な手段となっている。

3:デジタル式運行記録計は、自動車を運転中、当該自動車が一定以上の衝撃を受けると、衝撃前と衝撃後の前後十数秒間の映像を自動的に記録する装置であり、最近、自動車事故を未然に防止する有効な手段の一つとして活用が広がりつつある。

4:適性診断は、運転者の運転行動や運転態度について、安全運転にとって好ましい方向へ変化するように動機付けを行い、運転者自身の安全意識を向上させるものである。この適性診断は、ヒューマンエラーによる事故の発生を未然に防止するための有効な手段となっている。

解答と解説

H17-2-27

自動車に働く自然の力と運転に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。

1:曲線半径の異なるカーブを同じ速度で走行する自動車は、カーブの半径が大きいほど遠心力が大きくなる。

2:走行している自動車を停止するには、ブレーキやタイヤの摩擦抵抗を利用するが、この摩擦抵抗には限界があり、その限界内でコントロールできない時は、障害物を認めてブレーキをかけてもその手前で停止できず、障害物へ衝突したり道路外に逸脱することがある。

3:自動車が障害物等に衝突する時の運動エネルギーは、衝突時の速度を2分の1に減速していれば4分の1となる。

4:上り坂では、自動車の自重とこう配の度合いに応じたこう配抵抗がかかるので、大きな力が必要となる。一方、下り坂では、こう配による加速がつくので速度を抑える力が必要になる。

解答と解説

H17-2-28

表1は、ある運送事業者のA・B・C・D営業所における一定期間の稼動車両数、1車両当たりの平均走行距離及び交通事故発生件数を示したものである。また、表2は、事故の内容ごとに1件当たりの責任点数を示したものである。
この場合、1車両・1走行キロメートル当たりの合計の責任点数を計算して点数の低い営業所から順番に並べると、次のうち正しいものはどれか。
ただし、小数点が出る場合は、小数点第4位を四捨五入するものとする。

h17-2-28.gif

1:1番=B 2番=C 3番=D 4番=A

2:1番=A 2番=B 3番=C 4番=D

3:1番=C 2番=A 3番=D 4番=B

4:1番=D 2番=B 3番=A 4番=C

解答と解説

H17-2-29

トラックが、下図のようにA営業所とB営業所間の90キロメートルを往復したところ、往路は1時間30分、復路は1時間50分かかり、合わせて35リットルの燃料を消費した。
この場合、
①当該トラックの往復の平均速度
②往路の燃料消費率(燃料1リットル当たりの走行距離)を6km/リットルとして、復路の燃料消費率について、次のうち正しいものはどれか。

h17-2-29.gif

1:①=56km/h ②=5.1km/リットル

2:①=54km/h ②=4.5km/リットル

3:①=56km/h ②=4.5km/リットル

4:①=54km/h ②=5.1km/リットル

解答と解説

H17-2-30

包装貨物の荷扱い指示マーク(JIS Z 0150:2001)と指示内容について、次のうち誤っているものはどれか。

1:包装貨物上に許容し得る積重ね質量を示す。
h17-2-30-1.gif


2:包装貨物の中身は壊れやすい。そのため、注意して取り扱わねばならない。
h17-2-30-2.gif


3:包装貨物を取り扱う際、クランプは図示の側で行ってはならない。
h17-2-30-3.gif


4:包装貨物を転がしてはならない。
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解答と解説

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