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H29-1-24

点呼の実施に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選び、解答用紙の該当する欄にマークしなさい。なお、解答にあたっては、各選択肢に記載されている事項以外は考慮しないものとする。

1:A営業所(全国貨物自動車運送適正化事業実施機関が認定している安全性優良事業所でない営業所)では運行管理者が、運転者に対する乗務前点呼はアルコール検知器を使用し対面により行っており、帰庫後の運転者への乗務後点呼は、運行管理者が営業所に不在の場合には電話で実施している。

2:事業用自動車の運転者が運行中に道路のガードレールに接触するという物損事故を起こしたため、警察官の事故処理に立ち会った後に所属する営業所に帰庫した。乗務後の点呼において、運転者から当該事故の報告を受けたが、物損事故であることから、点呼記録表に記録しなかった。

3:複数日にわたる事業用トラックの運行で、2日目は乗務前及び乗務後の点呼のいずれも対面で行うことができない乗務のため、携帯電話により中間点呼を実施し、その結果特に問題がなかったので点呼記録表に記録しなかった。しかし、乗務後の点呼についてはその結果を点呼記録表に記録した。

4:A営業所においては、運行管理者は昼間のみの勤務体制となっている。しかし、運行管理者が不在となる時間帯の点呼が当該営業所における点呼の総回数の6割を超えていないことから、その時間帯における点呼については、事業者が選任した複数の運行管理者の補助者に実施させている。

答:4

1:誤り。乗務後の点呼は、対面(運行上やむを得ない場合は電話その他の方法)により行わなければならない。運行管理者が営業所に不在の場合というのは、運行上やむを得ない場合には該当しない

2:誤り。乗務後の点呼においては、当該乗務に係る事業用自動車、道路及び運行の状況等について報告を求め、その内容について記録しなければならない。物損事故は当該乗務に係る事業用自動車、道路及び運行の状況等に該当するため、点呼記録表に記録する必要がある

3:誤り。点呼を行い、報告を求め、確認を行い、及び指示をしたときは、運転者ごとに点呼を行った旨、報告、確認及び指示の内容並びに所定の事項を記録しなければならない。乗務前点呼、中間点呼、乗務後点呼のいずれを行った場合にも、点呼記録表に記録する必要がある

4:正しい。点呼については、運行管理者の補助者にその一部を行わせることができる。ただし全体の点呼の1/3以上は運行管理者が行わなければならない。

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