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H29-1-22

下図は、貨物自動車運送事業に従事する自動車運転者の運転時間及び休憩時間の例を示したものである。次の1~4の休憩時間の組合せの中で、連続運転の中断方法として「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」に適合し、かつ、当該運行の乗務開始から乗務終了までの拘束時間が最小となるものを1つ選び、解答用紙の該当する欄にマークしなさい。なお、当該運行は1人乗務とし、翌日は休日とする。

1:A=10分 B=10分 C=15分 D=10分

2:A=15分 B=15分 C=20分 D=10分

3:A=15分 B=10分 C=15分 D=15分

4:A=10分 B=15分 C=15分 D=10分

答:3

「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」では、連続運転時間について以下のように定められている。

運転開始後4時間以内または4時間経過直後に30分以上運転を中断しなければならない。
ただし、運転開始後4時間以内に運転を中断する場合は、少なくとも1回につき10分以上とした上で分割することができる。


上記基準を表に当てはめて考えると、

・休憩Aと休憩Bの合計は15分以上必要となる(30分-15分)。

・休憩Cと休憩Dの合計は30分以上必要となる。

この条件を満たすものは、選択肢2と選択肢3である。


さらに、当該運行の乗務開始から乗務終了までの拘束時間が最小となるものを選択する必要がある。

・選択肢2 15分+15分+20分+10分=60分

・選択肢3 15分+10分+15分+15分=55分

よって、正解は選択肢3である。


参考:厚生労働省 トラック運転者の労働時間等の改善基準のポイント

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