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H26-2-25

点呼の実施に関する次の記述のうち、適切なものには解答用紙の「適」の欄に、適切でないものには解答用紙の「不適」の欄にマークしなさい。

1:運行管理者が乗務前の点呼において、運転者の酒気帯びの有無を確認するためアルコール検知器(国土交通大臣が告示で定めたもの。以下同じ。)を使用し測定をした結果、アルコールを検出したが、道路交通法施行令第44条の3(アルコールの程度)に規定する呼気中のアルコール濃度1リットル当たり0.15ミリグラム未満であったので、乗務させた。

2:運行管理者は、乗務前の点呼において、運転者から「事業用自動車の日常点検を実施したところ、左のブレーキランプのレンズが破損していた。整備管理者に報告したが、このままの状態では運行できないとの指示があった。」との報告を受けた。そこで、当該運行管理者は、整備管理者に確認を行い、代車を出して乗務を開始させることとした。

3:運行管理者が乗務前の点呼において、運転者の健康状態等について顔色、動作、声等を確認したところ、普段の状態とは違っており、健康状態に問題があり安全な運転に支障があると感じた。本人から聞いたところ、「昨日から熱があるが、風邪薬を飲んでいるので安全な運転に支障はない。」との報告があった。当該運行管理者は、代わりとなる運転者がいなかったこともあり、当該運転者を乗務させた。

4:運行管理者が乗務前の点呼において、運転者に対して酒気帯びの有無を確認しようとしたところ、営業所に設置されているアルコール検知器が停電により全て使用できなかったことから、当該運行管理者は、運転者に携帯させるために営業所に備えてある携帯型アルコール検知器を使用して酒気帯びの有無を確認した。

答:「適」=2、4 「不適」=1、3

1:誤り。乗務前の点呼において、呼気中にアルコールを検出した運転者を乗務させてはならない。点呼における酒気帯びの有無の確認は、道路交通法施行令に規定する呼気中のアルコール濃度以下であるか否かを問わない。

2:正しい。乗務前の点呼において運転手から報告があった車両の異常について、整備管理者に確認を行い、代車を出して乗務を開始させたことは適切な対応である。

3:誤り。乗務前の点呼において、運転者の健康状態に問題があり安全な運転に支障があると感じた場合には、当該運転者を乗務させてはならない。また、風邪薬には眠気を引き起こす成分が含まれているものが多く、これを服用した場合には自動車を運転してはならない。

4:正しい。営業所に設置されているアルコール検知器が停電により全て使用できない場合に、営業所に備えてある携帯型アルコール検知器を使用して酒気帯びの有無を確認したことは、適切な対応である。

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