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H23-2-25

運行管理に関する次の記述のうち、適切なものには解答用紙の「適」の欄に、適切でないものには解答用紙の「否」の欄にマークしなさい。

1:運行管理者制度は、自動車運送事業者が選任した運行管理者に、運行の安全の確保に関する業務を行うために必要な権限を与え、その業務に対する責任を負わせることによって、自動車運送事業における安全対策が的確に実行される体制を確保するためのものである。

2:交通事故の発生の背後には、車両面、走行環境面、あるいは運行管理面などの問題が存在している可能性がある。したがって、交通事故の発生を未然に防止するための対策を講じていくためには、運転者の人的要因とともに、事故が発生した要因について様々な角度から情報を収集、分析する必要がある。また、事故の再発防止対策の検討においては、背後に潜在する危険要因を排除することが重要となる。

3:運行管理者は、過労運転による事故の防止を図るため、運転者ごとに乗務の実績を集計、分析し、運転者の疲労の度合い、個人の能力などに十分配慮して各運転者が適切に乗務できるように努める必要がある。

4:運行管理者は、貨物自動車運送事業法その他の法令に基づく運転者の遵守すべき事項に関する知識のほか、事業用自動車の運行の安全を確保するために必要な運転に関する技能及び知識について、運転者に対する適切な指導及び監督をしなければならないが、その実施については、個々の運転者の状況に応じて適切な時期に行えばよく、継続的、計画的に行う必要はない。

答:「適」=1、2、3 「否」=4

1:正しい。運行管理者制度は、自動車運送事業者が選任した運行管理者に、運行の安全の確保に関する業務を行うために必要な権限を与え、その業務に対する責任を負わせることによって、自動車運送事業における安全対策が的確に実行される体制を確保するためのものである。

2:正しい。交通事故の発生の背後には、車両面、走行環境面、あるいは運行管理面などの問題が存在している可能性がある。したがって、交通事故の発生を未然に防止するための対策を講じていくためには、運転者の人的要因とともに、事故が発生した要因について様々な角度から情報を収集、分析する必要がある。また、事故の再発防止対策の検討においては、背後に潜在する危険要因を排除することが重要となる。

3:正しい。運行管理者は、過労運転による事故の防止を図るため、運転者ごとに乗務の実績を集計、分析し、運転者の疲労の度合い、個人の能力などに十分配慮して各運転者が適切に乗務できるように努める必要がある。

4:誤り。運行管理者は、貨物自動車運送事業法その他の法令に基づく運転者の遵守すべき事項に関する知識のほか、事業用自動車の運行の安全を確保するために必要な運転に関する技能及び知識について、運転者に対する適切な指導及び監督をしなければならず、その実施については、継続的、計画的に行う必要がある

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