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H23-1-26

運行管理者の業務に関する次の記述のうち、適切なものには解答用紙の「適」の欄に、適切でないものには解答用紙の「否」の欄にマークしなさい。

1:事業用自動車に乗務した運転者の乗務等の記録は、運転者の日常の乗務の状況を運行管理者が把握し、過労運転の防止及び運行の適正化を図るために活用するものであることから、運行管理者は、運転者に対して所定の事項を確実に記録するよう指導している。

2:適性診断は、運転者の運転行動や運転態度が安全運転にとって好ましい方向へ変化するように動機付けを行うことにより、運転者自身の安全意識を向上させるためのものであり、ヒューマンエラーによる事故の発生を未然に防止するために有効であると考えられているので、運行管理者は適性診断結果を活用し、運転者が自らの運転行動や運転態度の特性を自覚するよう指導している。

3:運転者の健康に起因する事故を防止するため、運転者は事業者が行う医師による健康診断を受け、診断結果に基づいて生活習慣の改善を図るなど適切な健康管理に努め、また、運行管理者は、点呼において運転者が疾病、疲労等により安全な運転をすることができないおそれがないことを確認している。

4:事業用自動車の運行中に事故が発生し、事故が被害事故であると判断される場合は、運行管理者は事業者に事故があった旨を報告するが、社内の事故記録表には記録しないこととしている。

答:「適」=1、2、3 「否」=4

1:正しい。事業用自動車に乗務した運転者の乗務等の記録は、運転者の日常の乗務の状況を運行管理者が把握し、過労運転の防止及び運行の適正化を図るために活用するものであることから、運行管理者が、運転者に対して所定の事項を確実に記録するよう指導することは適切な対応である。

2:正しい。適性診断は、運転者の運転行動や運転態度が安全運転にとって好ましい方向へ変化するように動機付けを行うことにより、運転者自身の安全意識を向上させるためのものであり、ヒューマンエラーによる事故の発生を未然に防止するために有効であると考えられているので、運行管理者が適性診断結果を活用し、運転者が自らの運転行動や運転態度の特性を自覚するよう指導することは適切な対応である。

3:正しい。運転者の健康に起因する事故を防止するため、運転者は事業者が行う医師による健康診断を受け、診断結果に基づいて生活習慣の改善を図るなど適切な健康管理に努め、また、運行管理者は、点呼において運転者が疾病、疲労等により安全な運転をすることができないおそれがないことを確認することは適切である。

4:誤り。事業用自動車に係る事故が発生した場合には、所定の事項を記録し、その記録を当該事業用自動車の運行を管理する営業所において3年間保存しなければならない。

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